2016年09月09日

『デイグラシアの羅針盤』について,あくまでもわたし的なレビューというか感想

こんにちは.画像担当のことりです.
今回は『デイグラシアの羅針盤』というノベルゲームを紹介しますー.
わたしと開発・シナリオ担当のしごと氏がここ最近最も衝撃をうけたこの作品,もっともっと知られて欲しいなーと思うのですよ.

deigratia201609.jpg
お気に入りの二人

続きは追記にて↓

----------

【はじめに】

『デイグラシアの羅針盤』はカタリストさんによって制作された,「正解のないノベルゲーム」です.
あらすじとしては,深海潜水艇が突然沈んじゃってあれーいやーんナニコレ大変! てな感じでまあ詳しくは公式でどうぞ.

「デイグラシアの羅針盤 produced by カタリスト」

とにかくこの作品は,「全ルート回収して大団円のトゥルーエンドを目指すぜ!」な昨今のアドベンチャーゲームに対するカウンターパンチとして,あるいは現実そのものに対して,非常に強いメッセージを持った素晴らしい作品だと思います.

【プレイの流れ】

・プレイ前
 「Ever17へのオマージュ,ねぇ…構造だけ凝ってて中身カラッポってよくあるしな…まぁ体験版でもやってみまひょ」
・体験版終了
 「ふむ…これは…製品版を買おう」
・一周目終了
 「……(黙々とプレイ)」
・二周目終了
 「アレ…これひょっとしてスゴクイインジャ…?」
・三周目終了
 「はーいみんな集合ーはいこれ,はい,クリアしたらまた集合ね考察会するから.ちゃんと考えまとめてきてね」

【つまり?】

ラスト,本当にゾワッとしました.構成もウンチクも,すべてラストの方向を向いていて,お見事としか言いようがない.
そして,その技術をもって語られる物語に,本当に価値がある.これはすごいことです.
わたしは,最初の疑念に負けず,やってみてすごく良かったと思ってます.

【まとめ】

好みも適性も人それぞれなので,だれもかれもにオススメ! とは言えないけれど,ノベルゲーの歴史の1つとして押さえておくべき作品かと,思いますよ.
もし少しでも気になったならば,レビューなんて気にせず体験版でもやってみると良いんだぜ? 当たったときのリターンはハンパないだぜ…!

deigratia20160909.jpg
「ひかりあれ」

【ネタバレ感想(反転)】

これ主人公死んでね?
で,VRやってるのはお姉ちゃん.
そう思って筋を通そうとすれば通せるけど,2周目での縁ちゃんが洗脳しようとしてる感じになって嫌なんだよー.

3つのルート全てがオープニングとつながらないので,現実はまた別というのは確かだと思う.
3周目が犠牲者最多(おそらく)で一番悲惨ともいえつつ,みんなで外に出れた達成感と共にラストを迎えれるの良かった.余計なシーンが入らなくて良かった.

やっぱり震災のことを意識してしまうな.
今,必要とされる物語.
伝えるべきメッセージ.


posted by プチデポット at 12:18| Comment(0) | ちょっとした事
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。